カラダから始まる恋ってありますか?

だけど「愛美のケチ」と、少し膨れた顔でいじける由実に心苦しくなって


「実はね…裕介さんと素敵な夜を過ごしたんだ」


小声で由実の耳元で囁いた。


あたしの言葉を聞いて「良かったじゃん」と嬉しそうに喜ぶ由実に、心から「ありがとう」と微笑んだ。



開店間際の店内で、上機嫌のまま、開店準備をしていたら

突然ドアが開いて「すみません、まだ開店前なんですよ…」と下を向いてテーブルを拭いていた手を止めて顔を上げると



「ごめん…ちょっと話せないか?」



表情を曇らせながら、切なそうな瞳であたしを見つめるジュンが立っていた。



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