カラダから始まる恋ってありますか?
2人共、夢中に食べたおかげで、あっという間にテーブルの上の料理を完食したあたし達。
「美味かった。ありがとう」
裕介さんのハニカミながら言った言葉に、あたしの涙は限界に近かった。
「と、とりあえず片づけるね…」
裕介さんの顔を見ないで、食器をシンクに運んだ。
「はい」と食器を空になったお皿を渡してくれる裕介さん。
「あ、ありがとう」と受け取る指が震えた。
「俺も手伝うよ」
そう言われたけど、ゆっくり休んでいいよと断った。
じゃなきゃ、今にもあたしの涙腺が決壊しそうだから。
俯いて、ギュッと唇つぐんで食器を洗い始めた。
ジャーと蛇口から流れ落ち水の音。
その音に紛れるように無意識にこぼれ始めた涙をコッソリ腕で拭きながら何度も鼻を啜った。