SEVENTEEN 短編集


それからの日々は
みるく一色で
毎日のようにデートや
遊びに行っていた
あたしがみるくが来てから
遊びに行く事もなくなり
みるくと家で過ごす
事の方が多くなった

「みるくー★ご飯だよー」

ご飯をお皿に出し
みるくを呼ぶと
みるくはか細い声で

「…みゃー…」
と鳴き寄って来て
嬉しそうにご飯を食べると

決まってあたしの
服の裾を噛み
お散歩をねだってくる


あたしはそんなみるくを
抱き抱えいつものように
いつもの道を散歩していた




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