千景くんは幼なじみ
『は~い』

お母さんに聞こえるように、ちーちゃんは大きく返事をする。









ちーちゃんはまだ私の手をギュッと握っていて…。

全く照れる様子もなく、

にっこりと笑った。

『…結愛、ハッピーバースデー』







真っ赤になる私をよそに、満面の笑みのちーちゃんが

…そこにいた。







これが、

誕生日プレゼントなのかな。







そう言えば…

誕生会でプレゼント交換をしたけど、

ちーちゃんからはプレゼントをもらってなかったっけ。













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