千景くんは幼なじみ
「あはは。困ってるぅ、カ~ワイイ」

和奏くんは私に向き合い、ニコニコ笑顔。

や…やりにくい。

穂積がいないと、和奏くんのペースに引きずりこまれるぅー…。





こんな時穂積なら、

和奏くんの頭をガツンと







ガツン







「和奏~っ!結愛からかうなって。困ってんだろー」

うわ、救世主。

男前、穂積が現れた。




穂積はちゃんと制服に着替えていた。

やっぱり着替えに行ったんだねー。





「穂積が来た~。結愛ちゃんとのラブタイム終わりっ」

和奏くんは、頭を押さえてケラケラ笑っている。

…ラブタイムって。

全然ラブらぶしてなかったよぉ?





「和奏は結愛ん事気に入ってるからなぁ。私以外にこんなに懐くの珍しーよ」

そうなの?

穂積の言葉に微妙なキモチ。

和奏くん、穂積の気持ちに気付いてあげてよ。



「だってさー。大好きな穂積の親友だから、オレも仲良くしたいっ」

わ。また大胆発言。

穂積、照れてたりしてぇ。



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