イケメン担任とヒミツの放課後恋愛【完】
口に手をあてて、きゃーきゃーみくちゃんがはしゃいだとき。


「き…きゃーっ…」


前の席の女生徒から、小さな…一人一人の小さな悲鳴がさざなみのように広がった。


な…何事?


壇上に上がった学園長への歓声じゃあ…ないよね?
別に普通のおじいちゃんだし。


うーん…。
じゃあ…あの悲鳴はいったい…。


入学式がつつがなく進行する中、さっきの小さな悲鳴が気になって、椅子に座ったまま伸び上がるようにしてまわりを見回したとき、


あたしは
先生達の並んだ席に…


「あ―――っ!!」


今朝のあの、スーツを着たメガネの超イケメン様を発見した。
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