イケメン担任とヒミツの放課後恋愛【完】
「えー…?
外さないってことは、大事な指輪?
彼女からのプレゼントとか?」


「そんなんじゃねーよ。」


「だったらあたしのこと彼女にしてよ」


「…は?
おまえの頭ン中、そればっかりか?
くだらないこと考えてる暇あったら、さっさとこの問題解いて帰れ!」


「えー?
ケチー。
別にいいじゃん」


「よくねぇし。
つーか、いっつも言ってるだろ?
先生と生徒の恋愛は――」


「はいはい。
耳にタコができるぐらい聞かされてますぅ」


「んだよ、その言い方。
俺、まがりなりに教師だぞ?」


「はいはい」


「しかも25の大人の男。
おまえみたいな子供と愛とか恋とか、語るつもりは一切ない」


こんなことを言われても、もう余裕。


だって…
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