心も体も今すぐ壊して


「…今日は泊まってけよ」


「…帰る」


「おいおい。どこまで心配かけりゃ気が済むんだ?」


「…心配ならしなくて大丈夫だよ。今はネットカフェや漫画喫茶があるんだし」


「…縛ってでも、ここにいてもらう」


「……縄切ってでも帰る」


「犯してやらない」


「……じゃあ、いる」

「はぁぁぁ。んとにバカだな。普通は喜んで帰る所じゃね?」


「…普通じゃないもん」


「…だな」




何この今の会話。
こんな会話が楽しく思うなんて…よっぽど心がどーにかしてるんだね…私…。




「…昼間の事な」


「うん。愛人の子ってやつ?」


「…本当なのか?」


「…うん。本当」


「へぇ…。マジで居るもん何だな。テレビの話しだけかと思ってた」


「…いるよ…ここに」


「…まぁ…気にすんな」




先生はポンポンと軽く頭を叩く。
気にするなか。
気にしてないけどね…。


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