君の秘密は家の中


「っは?」

「ん?」




驚いて、伏せていた顔をあげると不思議そうな顔をしていた。



「変わってていいの?」

「いいにきまっとるやん。私も変わってる言われるし」

「深海も?」

「ん。可笑しいんやろね。この童顔で関西弁しゃべるんも、おとぎ話が好きなんも、奇跡とかめっちゃ信じとるのも」

「だから、付き合った人には見た目と違うとか、女の子にはおとぎ話とか信じとってキモイとか。」





同じだ。

私とおんなじ。





「…私も言われる。冷たいって」

「そんなことないと思うけどなぁ…まぁ、私がおるやん」

「はーい、席つけー」


先生が入ってきて、深海は前を向いた。




深海は私と同じ。
だから自然に普通に話せた。

高校で初めての友達が、深海でよかった。




「はい、終わりー」



ぼーっとしてたら、
もう帰りになっていた。


< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

NON STOP LOVE
智和。/著

総文字数/32,151

恋愛(その他)88ページ

表紙を見る
カラフル
智和。/著

総文字数/1,930

詩・短歌・俳句・川柳13ページ

表紙を見る
さくら恋
智和。/著

総文字数/13,821

恋愛(その他)100ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop