高校生の事情
家族は意味が合って総長をしているなら頑張りなさいと言ってくれたらしい。

いい家族だけど、我が子がつねに危険な世界にいるのにと複雑なことを思っているとミツキさんは

「族の総長になる前は
手下って感じだったんだけど、その時は多分一番、手下の中で強かったの。

でもあるとき前の総長が他の族にやられて…で、私に総長を任されたの。」

そうだったんだ~。

「ミツキさんはどうして族に入ろうと思ったんですか?」

総長になった理由はわかったけど。

「私ね、族に入る前は女の友達とよく遊んでたの。まぁ、普通の女ってところかしら。でも友達どうしで仲間割れしちゃって仕舞には私は悪口言われるようになって結局独りになったのよ
ショックだったわ。信頼してたのに。

私はそれから人を信じる事ができなくなったのよ。

私は次第に荒れていって母さん達にも迷惑をかけたわ

その時軽い気持ちで族に入ったのよ。

でも次第に族の部下が総長を信頼してるように私も族の皆を信頼したわ。

理由がどうであれ信じる事を再び教えてくれたから」

そうだったんだ~。たしかに葉月達の部下も葉月を慕ってた。

私とタケルはミツキさんの話をきいてタケルと顔を見合ってからさっきあったことをミツキさんに話した。

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