高校生の事情

「わかった~」
と伝えて私はドアを閉めた

タケルをみるとかすかに体が震えている。

まじ、タケル、女じゃん!!
も~しょうがない。

私はタケルの座っている隣に座りタケルを包み込むように抱きしめた。

「まどか?」
「いいから、黙ってなさい」

恥ずかしかったけど震えているタケルは子犬みたかった

「俺ね?小さい頃、両親に虐待されてたんだ…」


虐待…?
だからあんなに繊細でさっきも震えてたんだな。

「よしよし、わかったからもういうな。でも言ってくれてありがとう。」

そう私はいうとタケルの頭をポンポンとたたきまた抱きしめた。

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