煌めきの瞬間
「美鈴?」
「春香、今日の放課後あいてる?」
「え‥‥うん」
「じゃあ決まり、ね?」
嬉しそうに微笑んだ美鈴。
わたしは窓の向こうに目を向けた。
遠くてあまり見えないけど、確かにルックスの良い人が二人いる。
こっちに向かって手を振っている、咲坂隼人さん。
美鈴の幼馴染で、3階にいるってことは‥‥たぶん三年生。
そして、咲坂隼人さんの友達の安藤楓さん。
みんなが手を振っても、一度も振り返さなかった人。
放課後、美鈴とあの人たちに会うなんて緊張しちゃうな‥‥。
‥‥うう、緊張する。