Bad Girl~不良少女~
おばあと話をしていると、玄関で物音が聞こえた。
「ただいま」
「ただいまぁ」
香矢と三波の声がして、2人とも居間に顔を出す。
「あ、おばあ。帰って来てたの」
三波はもともとおばあちゃん子だから、嬉しそうに笑った。
「おかえりなさい、2人とも」
「うん、ただいま」
香矢はうちの方を見てちょっと目を細める。
大方、栗崎の家でのことを聞きたいんだろう。
「なぁ、2人とも。ちょっといいか」
2人を促して、とりあえず香矢の部屋に行く。
「なんで俺の部屋なの」
「女子の部屋には入れられねぇだろ」
「……女子、ねぇ」
うちの言葉に三波が意味ありげに笑う。
それをチラッと睨んで黙らせて、香矢のベッドに腰掛ける。
「なんだよ話って」
三波は短気だから、早く話を進めないとキレられる。
「この家のことだけど」
単刀直入に話を始めた。