学校では教えてくれない"不倫学"
高価な指輪がほしいとか、ブランドバッグがほしいとか、そんなことひとっことも言ったおぼえがない。なのに渡されて、喜んだ顔してあげたりすらしなきゃならなかったり・・・。

でも内心ではずっと、たったひとつのものをほしがっているんです。

そんな「物」より「あなた」がほしい、と。

ですが、その希望は、なかなか叶いません。

それ「だけ」さえあれば、あとは何もいらない、あなたの仕事がなくなったとしても、私も支えるから二人でがんばろう?とさえ思っていたりするのに。
ネクタイを絞めて「帰らなきゃ」と言うあなたを、ひきとめたくなるキモチをグッと抑えてきたのに。
子煩悩なあなたにソックリな子どもの写真を目の当たりにしながら、三十の誕生日をむかえたというのに!

なぜ、私の、たったひとつの願いは叶えてくれないの?


この状況で楽しめるほうが異常です。

誰がどう考えたって、楽しくないでしょう?

まったく、なんでそんな恋愛続けるの!?
と言いたくなる友人がいて当然です。

でも、あなたはこう言うしかありません、「わかんない、でも好きなの」と。

間違っても、「わかんない、でも、楽しいからいいの」なんて言えないんじゃないですか?

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