学校では教えてくれない"不倫学"
結論からいうと、最初っから最後まで、アソビの関係、いわゆる「愛人契約」ですませるのが、不倫をいちばん楽しめる方法です。

そうすれば、お金も相手持ちで、いつまでもオンナでいれて、キレイになります。逆に男の場合は、なにかと頼られ、オトコとしての喜びを感じられます。

場合によっては、一緒には暮らせませんが、子どもも認知してくれるかもしれません。足の指までキスをしつづけてくれるかもしれません。
「嫁だから」という義務感に満ちたものではなく、ひとりの「オンナとして」自然に大事にされます。

なにより、自由です。

もちろん、自由なぶん批判もリスクも大きいですが、それを気にしなければ、かなり楽しめます。それに、自分のほうから自由に関係を終わらせることもできます。

しかし、それで満足できる人は、そんなに多くはないでしょう。やっぱり、一緒に暮らしたい、結婚したいと思うほうが自然です。


ですが、よく考えてみてくださいね?

結婚したらあらゆるものの意味が変わってしまいます。毎日一緒にいられたらきっと・・・なんて想像していても、その通りにはならないかもしれません。
というよりはむしろ、変わってしまうことのほうが多いです。人間も動物ですから、環境の変化には敏感なのです。

たとえば、もしあなたが相手と毎日一緒にいれるようになったら、不倫のときとおなじように「朝ごはんを一緒に食べてくれてありがとう」なんて、いつもいつも言えるでしょうか?

もちろん、結婚してもそう思える関係がベストなのはいうまでもないですが、結婚したら安心してしまって、そういうキモチを忘れてしまいがちです。

信じられませんか?

この相手ならそんなことない、大丈夫だと思ってますか?

でも、誰にでもおこりえることなんです。なぜなら、不倫が特殊な恋愛だからです。

それを理解してないと、一緒になるまでも苦しくて長い道を歩かなければならなくなるんです。
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