学校では教えてくれない"不倫学"

4.2不倫の恋という"波"に乗る

不倫の恋はちょうど、寄せては返し、寄せては返しと、近づいたと思ったら離れていく、「波」のようなものです。

波は、ハタから見ているだけならば、美しくもあるでしょう。
不倫のドラマに感動するのもおなじです。

ですが、波も不倫の恋も、それはときに人をのみこみさえする、おそろしい顔ももっています。

ですから、たとえそこに悪意ではなく愛があったとしても、結果として人を悩ませ、苦しませてしまうことさえあるのです。

波に悪意はありません。
そもそも、波に意思などないのです。波は、なにかによって動かされているだけなのです。


恋は本来、あなたを元気にし、輝かせ、幸せなキモチにさせてくれるものです。

ですが現実は、本人が気づいていないだけで、不倫に悩む人の心は、さみしさや無力感や不安感などズタボロです。

それでもやめられないのは、その逆、つまり恋のいいところも実際にはあるからです。

しかもそれが、今までの恋愛よりもよかったりするから、たとえやめようと思っても抜け出すのに時間がかかるのです。

今までにないような密接なキョリ感と、地球の反対側にいるんじゃないかと思うような、二つのキョリ感をいったりきたりしながら、あなたは、不倫の恋という波にのみこまれてしまうのです。

そして、あなたがすがりつきたい、

愛や
運命や
相性や
想い出や
約束といった

頼りにしたい希望の数々がなんの役にも立たず、なすすべもなく立ちつくすあなたを、その恋におぼれさせてしまうのです。
< 57 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop