学校では教えてくれない"不倫学"
あなたの人生です。

あなたの生き方は、あなたがハッキリさせておかないといけません。

そんなこというと「相手が欲しいだけ」とか言う人もいますが、それならそれで、魔女として奪うしかないです。 

誰でもはじめから、魔女になる気なんかありません。できれば穏便にすませたいものです。
相手も家庭は終わっていると言っているワケですし。

ですが真実がどうであれ、現実にあなたは、残された家庭にいる側から見たら、家庭をこわす魔女と見られます。

とくに、一人で生活する能力のない人ほど、そう思います。

離婚には、自分と子どもの将来と、そして今までの自分のガンバリも関わりますから、「好きなんだ、じゃあ一緒になれば」なんて、口がさけても言えません。

ですから、そんな人に「私たちは愛し合ってるんです、一緒にさせてください」と言ったところで、火に油を注ぐだけです。

それなら、どうせ魔女と思われているのだから、魔女に徹するのも一つの手なのです。


それができなければ、まったく逆に女神に徹するという方法もあります。

女神になるということは、ただ相手の幸せを願い、サポートしつづける存在になることです。

ヘタをしたら、一生、結婚できず小料理屋の女将でいるかもしれません。つまり、心のオアシスです。


相手があまりにも魅力的で、尊敬できる人で、相手が幸せならそれが自分の幸せになるというキモチがあるなら、オアシスでもきっと幸せでしょう。

ですが、ホントは手に入れたいのにオアシスぶるのはやめましょう。
生半可なキモチでは、いつまでもつづきません。

女神でいるには、魔女になるよりもエネルギーを使うのです。


好きな相手の幸せをただひたすら願うというのは、かなりハードルが高い行為です。

とくに女性の場合、リミットが気になってしまうキモチが生まれても不思議ではありません。
男性の場合は支配欲です。

ですが、お互いがお互いに、相手の幸せを願った上で、それでもなお、自分が幸せになるために相手が必要で、そして相手もおなじように思えるのなら、そこにはじめて、恋×恋でしかなかった二人の間に愛が生まれるかもしれません。

そこまで思える相手かどうかが大事です。

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