SugarⅠ
窓の方を向いて、俺に「行け」と言う。
あぁ、自分に構うなってことか。ふざけんな。
話しかけてきたのはお前の方じゃねぇか。
「ハッキリ言うぞ。
俺はお前に泣かせるようなことした覚えはない。
ガキじゃねぇんだから、言いたいことあんならハッキリ言え。
イライラすんだよ。」
ゆっくり、美海の方へと歩み寄っていく。
細い腕を掴んで、俺の方へ向かせる。
「……あたし何かした…?」
涙の溜まった目で、俺を見つめて、ハッキリと…そう言った。
「はっ…?」
俺の服の袖を掴む仕草にドキドキした。