SugarⅠ

「…っ………何、泣いてん……だ、よ……」


「涼のせいでしょ!!」


「…ばー、か……」


「死なないよね?涼強いもん、死んだりなんかしないよね?」


「…………ご…、めん……」


何で謝るの?
死なないんだよね?


「…………み…ぅ…」


「な、にぃ…っ?」


「…………て………か、ら……また………で…
す、こし……だ…………な…」


涼の口元に、耳を近づけて、話を聞く。


「うん………っ!!」


頷いて返事をすると、少し微笑んで、安心した顔をする涼。



「…キ、ス……した、…い………」


「っ………ふぇ……ヒック……」



何だか、涙が溢れ出てくる。涼の最後の望みを叶えてあげよう。


これくらいしか、してあげられることはないの。


ゆっくりと顔を近づけて、涼の唇に、あたしの唇を押し当てる。


――――――チュッ…


あたしの溢れ出た涙が、涼の頬に一滴流れ落ちた。
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