だって君が好きだから。


ドカッ!



「修!
キョーちゃん止めて!!」




キョーちゃんが勢いよく
修を殴りつけた。




「だいたいお前は勝手すぎる。」




キョーちゃんは
肩で息をしながら言った。




「はは、悪かったな。」




「許さねぇよ」




「いいよ。
気が済むまで殴ってくれ。
殴ってくれていいから
俺に優梨を返して…。」




「お前いい加減にしろよ。
勝手なことばっか
言ってんじゃねぇよ!」




キョーちゃんはまた
修を殴りつけた。




修は廊下に倒れこんだ。
あたしはすぐに修に
駆けよって修を抱きしめる。



「キョーちゃん!!やめて!」




「優梨、どいてくれ」




「ヤダ!!どかないもん!」



「どけって言ってんだろ」




キョーちゃんはそう言って
あたしを修から剥ぎ取った。




「…痛っ」




勢いよく引っ張られて
廊下に倒れこんだ。




「優梨!!」




修があたしを
起き上がらせてくれる。




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