だって君が好きだから。
「やべっ、ごめん。」
息がうまくできなくて
くったりしたあたしに
気づいた修は唇を離して
慌て謝ってくれた。
「うっ、ううん。大丈夫
ごめんね、あたし下手で」
「俺のほうこそ
無理やりしてごめんね。
下手でいいんだよ?」
「上手いほうが
いいんじゃないの?」
「優梨がチューうまかったら
なんかショックだもん。」
「そぉなの?
よくわかんないや。」
「俺、優梨目の前にしたら
絶対に手出しちゃうから
今日はもう帰って。」
修は複雑そうな
顔をして言った。
「あたし今日は病院に
泊まろうと思ったのに」
「絶対にダメ!
俺、我慢できないよ?」
「我慢?」
「優梨が横にいたら
襲っちゃうってこと!」
「修のエッチ!」
「うん、だから今日は
恭平と帰って?」
「でも、もう新幹線ないよ」
「あぁーそうか。
じゃぁホテルでも行って?
あっ、ダメダメ恭平がいるんだ。
」
「だから、今日はここに
泊まりたいんだってば〜」