【完】ヤクザな彼氏
「坊ちゃん!早く怪我の手当てをしねぇと!」
「あ?別にいらん」
「でも・・・」
牛沢くんは意地になって手当てをしようとしない
その間にも頭から血が・・・
私は牛沢くんの手をとった
「なんじゃ?!」
「手当てしてあげる!」
「俺はーぁ?」
タオルで頭を抑えた状態でそういう多田羅くん
「自分でやって!それか組の人に頼んで!」
そういって私は牛沢くんを外に連れ出した
「さっちゃん、平気じゃよ?」
「・・・でも手当てしよ」
私はポケットからハンカチを取り出し蛇口を捻る
冷たい水がハンカチを濡らす
それを軽く絞り牛沢くんの傷ぐちに当てた