【完】ヤクザな彼氏
「横山さん俺も一緒帰っていい?」
ひょこっと顔を出し私を見る
185はあるだろう長身が私を見下げる
牛沢くんもそのくらいだろう
っていうか!
女人気の多田羅くんに話しかけられたら視線が・・・
ビンビンと女生徒の視線を感じながら牛沢くんの腕をつかむ
「またか!!しつこいわボケェ!!」
牛沢くんが目つきを変えそう叫ぶ
軽く私を抱きしめながら
だから顔はとても赤い
・・・かわいい
私はその一生懸命な姿にキュンッとする
「幸智、ニヤけてるニヤけてる」
「へっ!?」
私は口元をおさえた
「横山さん、いってもいいよね?」
「・・・ごめんね。」
「ひどい横山さん・・・」
そんなキャラじゃないでしょ!!
と叫びたいが誰も信じてはくれないだろう
「ひどいよ横山さん!」
などとヤジが飛ぶ
私が悪いの!?
私は口を開けヤジが飛んでいた方を見た