私、不良です

気分的に早く屋上を
離れたいとエレベーターを使った。
エレベーターで降りている際
途中で止まった。
誰か使うとは分かっていたけど
分かっていたなり後悔する。

乗ってきたのは1人の男子。
アリスと同じ上履きの色だから
一個下の高2だ。
制服はぴっしりとしていて
いかにも学生であるオーラを出していて
もの珍しく感じた。

「あの…?」

男子に苦笑いされて我に返る。

「いえ」

と目を背けたが顔は赤面した。
地上の人間に変に思われたかも。

< 52 / 83 >

この作品をシェア

pagetop