私、不良です
気分的に早く屋上を
離れたいとエレベーターを使った。
エレベーターで降りている際
途中で止まった。
誰か使うとは分かっていたけど
分かっていたなり後悔する。
乗ってきたのは1人の男子。
アリスと同じ上履きの色だから
一個下の高2だ。
制服はぴっしりとしていて
いかにも学生であるオーラを出していて
もの珍しく感じた。
「あの…?」
男子に苦笑いされて我に返る。
「いえ」
と目を背けたが顔は赤面した。
地上の人間に変に思われたかも。