意地悪王子と秘密姫



「じゃあ、他の場所探すんで……。」

そう言って立ち去ろうとした―…。

「ねぇ、せっかくだし、
話しでもしようよ?」

はぁ…。

「あたし、先輩みたいな人、苦手なんです…。
だからすいません。」

丁寧にお断りしたつもり。

「俺、興味あったんだよね〜、だから少しだけ話そ〜。」

しつこい……。

「少しだけなら…。」

移動するのも面倒なので
ここにいるコトにした…。
















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