夢デアエタラ
【現夢三回目ー8】
…………
スタスタ。
あれから、
何キロもかけて歩き続け
やっと山の麓まで
着いたくらいである。
そう、
近くに見えた山は
思ったより遠かったのだ
この山か…
ゆっくりと見上げる螢。
てっぺんは里と同様、
モヤがかかっていて
ハッキリとは見えない。
そんな山を眺めていると
後ろから
ザッザっと物音がした。
ヤツ等か!?
…そう思い、
勢い良く
後ろを振り向いたが、
それはヤツ等の姿では
なかった。
「ねえ!
ちょっと待ってよ!!」
木から木へと、
枝のしなりを利用し
ジャンプしながら
アスマが追いかけて
きたのだ。
「……なんだ。
さっきのサル女か…」
そう螢が言うと、
アスマはバッと木から
飛び降り、
目の前に着地した。
ドン!!!
着地した勢いで
地面のホコリが
舞い上がる。
アスマはゆっくりと
立ち上がると、
口を開いた。
「誰がサル女よ」
そう言い、
真っ直ぐ螢の瞳を
見つめた
…………
スタスタ。
あれから、
何キロもかけて歩き続け
やっと山の麓まで
着いたくらいである。
そう、
近くに見えた山は
思ったより遠かったのだ
この山か…
ゆっくりと見上げる螢。
てっぺんは里と同様、
モヤがかかっていて
ハッキリとは見えない。
そんな山を眺めていると
後ろから
ザッザっと物音がした。
ヤツ等か!?
…そう思い、
勢い良く
後ろを振り向いたが、
それはヤツ等の姿では
なかった。
「ねえ!
ちょっと待ってよ!!」
木から木へと、
枝のしなりを利用し
ジャンプしながら
アスマが追いかけて
きたのだ。
「……なんだ。
さっきのサル女か…」
そう螢が言うと、
アスマはバッと木から
飛び降り、
目の前に着地した。
ドン!!!
着地した勢いで
地面のホコリが
舞い上がる。
アスマはゆっくりと
立ち上がると、
口を開いた。
「誰がサル女よ」
そう言い、
真っ直ぐ螢の瞳を
見つめた