夢デアエタラ
【現夢三回目ー9】
「ウルサいな。
俺に構うな」
そのまま
アスマの横をスッと通り
山を登り始める螢。
それでもアスマは
螢を引き止めようとした
「待ちなさいって!
アナタの力だけで
サハラ一族に勝てると
思ってるの?」
「じゃあ、なんだ?
お前が居れば
勝てるって言うのかよ」
言葉を発するものの、
振り向かずに螢は
喋っている。
「そうじゃなくて!
一人で行ったって
危険って言ってるのよ!」
追いかけながらも、
アスマは
螢の背に向かい
喋り続けていた。
「うるさいサル女だな
足手まといだよ。
帰れ」
「うるさくもないし
サルでもない!
アナタこそ
ヤツ等をなめすぎよ!!」
「ついて来るな!
邪魔だから木の実でも
拾って帰れ!」
「一人で
助けようってのが
無理な話よ!
人の好意くらい
受け止めなさいよ!」
ギャーギャーギャー
山に登りながらも、
顔も見ず
言い合いをする2人。
そんな最中、
2人は周りの異変に
気付き始めた。
「……おいサル女…」
「…アスマよ。
何よ…」
「…囲まれたな」
気配で分かる。
何者かが螢達を
取り囲むように
ついてきている。
2人は徐々に無言になり
そのまま歩き続けていた
「ウルサいな。
俺に構うな」
そのまま
アスマの横をスッと通り
山を登り始める螢。
それでもアスマは
螢を引き止めようとした
「待ちなさいって!
アナタの力だけで
サハラ一族に勝てると
思ってるの?」
「じゃあ、なんだ?
お前が居れば
勝てるって言うのかよ」
言葉を発するものの、
振り向かずに螢は
喋っている。
「そうじゃなくて!
一人で行ったって
危険って言ってるのよ!」
追いかけながらも、
アスマは
螢の背に向かい
喋り続けていた。
「うるさいサル女だな
足手まといだよ。
帰れ」
「うるさくもないし
サルでもない!
アナタこそ
ヤツ等をなめすぎよ!!」
「ついて来るな!
邪魔だから木の実でも
拾って帰れ!」
「一人で
助けようってのが
無理な話よ!
人の好意くらい
受け止めなさいよ!」
ギャーギャーギャー
山に登りながらも、
顔も見ず
言い合いをする2人。
そんな最中、
2人は周りの異変に
気付き始めた。
「……おいサル女…」
「…アスマよ。
何よ…」
「…囲まれたな」
気配で分かる。
何者かが螢達を
取り囲むように
ついてきている。
2人は徐々に無言になり
そのまま歩き続けていた