Welcome to☆椿荘
項垂れる一朗の髪を
クシャクシャに撫でまわす

「ちょっ!
椿さ…なにするんですか?!」


「大人びたこと言ってないで
心配はさせなさい。
それが私の仕事なんだから。

あ、帰ったらヘアカラーとカットしてよね。」


「え?!
でも、僕…下手くそですよ??」


「一朗の部屋にあったデザイン画に気に入ったのがあったから
練習台になってあげる。」


しばらく戸惑ったように
一朗は考えていたけど
最後には満面の笑みになった

「…はいっ!」

気持ちのいい返事を聞きながら私たちは
椿荘に向かった
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