同じ空の下で

聞こえない(慎也Side)







[俺、響歌(きょうか)が好き]




と手紙で響歌に渡した。
返事はいつもどうり、手紙で帰ってきた。




[本当に私でいいの?]




俺はすぐに頷いた。



響歌が俺に抱きつく。



聞こえないと分かっているのに、耳元で呟いた。




「好きだよ、響歌」








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