夏の名前
「どうしたの?」
スピードを上げた。
「クラスの奴らがいる。」
たしかに、数人の男子がやって来るのが見えた。
いかにもガキ大将という感じ。
通りすぎると、聞いてみた。
「会うの嫌なの?」
「そりゃ、男子と2人乗りなんて恥ずかしいですから。」
―嘘だ。
クラスに病弱な子がいたら、どうなるのかはだいたい想像がつく。
人は、誰かを下に見たくなるもの…。
学校でいろいろとあるんだろう。
「相葉さん、そこ右!」
ニノの声で、我にかえった。