いじめ【嫉妬】
過去の記憶がよみがえった。

小学生のころ、この技術のせいで

嫉妬されて、いじめられた。

そのため、わざと出来ないふりをして

嫉妬されないように頑張った。

けれど、出来ないと「だっさ」

お母さんに「なんで出来ないの?!」かと

いってできると、まわりに「うざい」

といって憎まれる。

だから、わざわざ離れた中学校へ

入学して、新体操をやりにきたのに。

一緒じゃん―― 。


ふと気付くと、まだ玄関にいた。

部屋へむかって、カバンをおろした。

するとケータイのバイブが鳴った。

花音からだった。
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