月と太陽の事件簿13/アルテミスの翼
「本当はオレが説得役を頼まれたんだがな。翼さんもそれだけ本気ってことだろ」

そんな説明いらねーよ!

「あたしにフットサルなんて絶対無理だって!」

「不安ならマネージャーとしてついてってやってもいいぞ」

人の話を聞けやーッ!!

もうあたしの味方は1人しかいない。

あたしは泣きそうな顔になりながら、湯月くんに助けを求めた。

湯月くんは拳を握りしめて叫んだ。

「頑張って下さい!僕も応援します!」

彼氏なら彼女の顔色ぐらい読めやーッ!!

「一緒にやろう、旭さん!」

「ガンバレよ、カホ」

「絶対応援行きますよ、旭さん!」

あたしには味方は1人もいなくなった…。






「誰か助けてー!!」



『アルテミスの翼』

END

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