Frozen Love
「お願い。

今夜7時、中央公園のツリーの下で。

待ってるから。

ずっと待ってるから」


そう言って電話は切れた。



苦笑する。


俺、由綺のメモリーまだ消してなかったんだ……。

由綺とはもう終わったはずなのに、なにやってんだろ、俺……。

いつの間にか不思議なくらい深く由綺の存在が俺の内に根付いていた。


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