鉄壁魔王と勇者
「当分起きそうに無いな」

毛布をめくり、確認した後再び毛布をかける魔王。

顔まで毛布がかかっているジラルは、少し息苦しそうであったが、魔王は頓着しなかった。


「さて…では執務の続きをするか」

魔王は起きる様子の無い側近は放置する事に決めたのだった。

魔王は玉座に腰掛け、控えていた部下を促した。
< 54 / 73 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop