ミツバチ
私は呆然と立ち尽くすなか沢渡は、放課後の言葉が嘘のように平然と人の家のソファーに座っていた


「菜摘ちゃん覚えてるかな?おばさん達のこと…お仕事の関係で博哉と引っ越したんだけど…また、こっちで暮らすことになったの」

沢渡の隣に座っていた、おばさんがニコニコと笑った

私もつられて笑う


そして最後は博哉と仲良くしてね。と言って二人は帰って行った


仲良くと言われても、あっちが仲良くしたくない!!
っていうんだから…仲良くなんて……


ムリです!!



それよりも、アイツ私の事分かってて千歳に、いろいろ聞いたんじゃ!


っていうか私、自己紹介とかしちゃってるし…


恥ずかしい////




あぁ…でも私のイケメン王子様が白馬に乗って走り去って行ったわ…

なんて一人ベッドの上で丸くなりながら、そんな事を考え
携帯を手に握りしめ、いつの間にか眠っていた







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