ペットショップ MARIMO

きょとんとした表情で佇む真珠。葉瑠は重たい腰を上げて立ち上がる。

先日のように襲い掛かって来られないように、数歩下がって正面を向いた。

「あなた、味の濃いものを食べ過ぎて、ガッツリ太ってるよ…。だから、あなたの飼い主さんは、餌を変えたんだと思うよ。」

困惑した表情を見せるかと思いきや、葉瑠が困惑することになった。

「知っておりますわよ。だからあなた達がまた、あの食事を出してくださるようにして頂けるのでしょう?」

意地でも食べたいのか、それとも本気でそう思っているのか。考える気力も失せていた。

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