今宵の月は美しい【完】
中鉢はダメ!

言えない。
こんなこと知ったら、一番困るのは中鉢だ。


誰か、助けてー…でも私、友達いないんだった。

『いつもの場所で待つ!!』

私は短いメールを送信した。

友達いないけど、ヤリ友がいた。



体を横たえていたら、だいぶ楽になった。

しかし目を閉じたら、次々に最悪な考えが浮かんできて、私が死ぬのが一番好いんじゃないかという結論に至った。


子供出来たら、堕ろさないとダメだよね。

教師と生徒とかありえない!!

でもそんなの嫌。
この子を死なせるくらいなら、私も一緒に死んじゃったほうが良い。



さっきチャイムが聞こえたから、お昼休みが始まって、すぐ来てくれたらしい。

扉を開けようとする気配に、私は立ち上がった。

鍵を開けると、イケメンは訝しげな顔をした。

「…なに、やってんの」

揃う前に鍵閉めているのなんて、初めてだもんな。

< 118 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop