アクオー
民家は派手に燃えていた。

見た事も無いほどの大きな炎をあげて、ドス黒い煙を大量に夜空に吹き上げている。

消防車の活躍もむなしく、木造の民家は、この大きなキャンプファイヤーの燃料となってしまっている。

住んでいた人間は、どうしただろう。

野次馬の中に泣いている人間が居たら、きっとその人達のはずだ。

探してみようと思ったら、トミーが僕の服を引っ張って合図した。


「あれよ」
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