アクオー
騒ぎに気付いた近隣の住民が、集まってきた。

「たすけてーーー!!」

男の居る部屋は二階。

怪物の様に大きく成長した僕の炎が、彼の部屋に迫る。

「飛び降りろっ!!」

「逃げてーー!」

ギャラリー達も盛り上がってきた。

声援を受けたメガネの男は、一度奥に引っ込んだ後、再び窓に現れた。

毛布を身体に巻きつけて。

覚悟を決めた顔つきで、地面を見下ろす。


「飛ぶぞ!飛ぶぞ!」


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