Monsoon Town
不思議そうに目を丸くしたひまわりと目があった。

「――だから、何だって言うんだ?」

頬に触れていた手を髪に伸ばして、優しくなでた。

「そんなことで、俺がひまわりを捨てるように見えるか?」

茶色がかったひまわりの瞳に映っているのは、陣内ただ1人だけだった。

「お前の身に何があろうと、ひまわりはひまわりだ。

俺は、ひまわりを愛してる」

陣内は、もう1度ひまわりの唇に触れた。

今度は長いキスをした。

唇を離すと、陣内はひまわりを抱きしめた。

「――俺は、何があってもひまわりを愛してる。

例えお前が拒んでも、俺は愛してる」

ささやくように、陣内が言った。
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