結婚恋愛


騒ぐ美世の手を引っ張って、彬は部屋へと向かう


「あったあった」


1分もかからず部屋を見つけ、カードキーを差し込む


「社長、泊まりたいならお一人でどうぞ。私はタクシーで帰りますから」

「往生際が悪いね」


優しく笑ったかと思えば、彬は軽々と美世の体を抱き上げた


「しゃ、社長・・・!?」


そのまま問答無用で、部屋の中に連れ込まれてしまう美世


────ドサッ・・・


ベッドに下ろされて、美世は慌てて起き上がろうとする


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