結婚恋愛
「いらっしゃい、美世ちゃん」
「こんばんは、野衣さん。社長、かなり飲んでるんですか?」
VIP席に案内されながら、美世は野衣に尋ねる
「そこまでじゃないわ。意識もはっきりしてるし。お酒に弱い子じゃないもの」
着物の裾で口元を隠し、野衣は上品に笑う
「じゃあ、何故野衣さんが電話を?」
「自分が電話するより、私が電話した方が美世ちゃんは来る、って良く知ってるのね」
「私、騙された気分なのですが?」