結婚恋愛


そう思ったのが間違いだったと気づいたのは、それから半日たってから


「社長、これはどういうことでしょう?」


鮮やかなライトブルーのスーツを着た美世が、試着室から出てきて尋ねる


「美世ちゃんの地味な仕事着を、華やかにしようかな、と思って」

「こんな派手なスーツを着て仕事する秘書がいますか?却下です。そもそも、服を買ってくださいなんて、言ってません!」


試着室のドアを力強く閉めると、美世は急いでスーツを脱いだ


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