結婚恋愛


「・・・・・・変態」


ボソッと、美世が呟く


「美世ちゃんだけだから」


恥じらいもなく、堂々と答える彬

機嫌が悪い自分が、馬鹿みたいに思えてきた


「もう・・・疲れました」


反論するのも面倒で、美世は枕に顔を埋めた


「一緒に寝る?」

「好きにしてください」

「そう?じゃあ・・・」

「寝たら、ダンボールの中のチョコレートを食べてもらいますから」


ピタリと、彬の動きが止まる


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