魔法の切符
指定席

「行ってきます」

「あら日菜子、早いわね」


朝。
こんなに足が軽いの久しぶりだった。

(今日も会えるかな)

そんなことを思いつつ、また眠くなる。

(メロンパンね夢ってどんな夢だろう… 会えたら、聞いてみよう。)


「電車くるよー」

頭を軽くポンと叩かれ目が覚めた。

「おはよ」

見てみると私は雅樹くんの肩に頭を乗っけていた。

「わっ。ごめんなさい!」

「いえいえ、こちらこそ」


会えました。
胸がドキドキしています。
その時、雅樹くんはメロンパンを食べていた。

「メロンパン…好きなの?」

「ん?うん」

「そっか」

なるほど。と心のどこかで思った。

クスクス

思わず笑ってしまう。
「なになに?なんで笑う?」

「ううん」

「…よかった。なんか楽しそうだね?」


メロンパンより 言うことがあった。
< 4 / 15 >

この作品をシェア

pagetop