魔法の切符
そしてここは学校。

いつもと変わらないクラス。

目の前には楽しそうにしゃべっているクラスの子。


がんばれ


「…よし!」

私は勇気をふりしぼって声をかけた。

「あ、あの!!」


ガッ


その時私は机に足をひっかけて転んでしまった。

「キャーーー!!!」

バサバサバサッ


ノートが転んだ私にふりかかる。


「彩原さん!大丈夫?」

「だ、大丈夫…」

(は、恥ずかしい…)


「ブッッ」

「え?」

「コラっ、晴香!」

(わ、笑われた…)

「大丈夫じゃないじゃ~ん。涙目だし、ノート乗ってるし…」

「彩原さん、天然!?」

「え、えへへっ」




こうして、私は友達が出来た。
< 3 / 15 >

この作品をシェア

pagetop