運命の糸
【真実の糸ー2】




全員願うことは同じ。







この部屋に
永斗が居てほしい…






そう思い、
扉をググッと開ける。







するとそこは
でかいホールに
なっており、

怪しい
緑色の液体が入った筒が

何本も立ち並んでいた。







「なんだ…ここ…」






カンカンと
足場の鉄の足音が
ホール内に響き、

4人は奥へと体を進めた







ゴボゴボと
変な水の音が、

そこら中から
聞こえてくる。







この施設……

ますます怪しい……






みんながその大きな
筒を見上げていると、

暗闇から声がかかった。







「凄いやろ?
ここは何かの
実験場みたいや…」






声に引かれ
バッと振り返ると
暗闇から永斗が
姿を現した。







「藤堂君!!
無事だったんだ!!」







祐平は
そう歓喜しながら歩み寄る。







どうやら、
みんなの願いが
通じたらしい
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