REAL HOPE Ⅰ



「おい…お前なんなんだ」


壁側に立つ私を、レツが上から目で圧力をかける

私は下を向くことしかできなくて…スカートをギュッと握りしめた。


怒ってる


やっぱりレツは怒っているんだ。私がシカトし続ける意味深な行動に


そりゃ私だってレツの立場だったら怒るに決まっている…


でも昔の女の事を掘り出して重荷だなんて思われたくない



もしもレツは、私に体の関係を持ったたくさんの男がいたらどうするんだろう


それを知った時、どんな行動にとるんだろう



私はこんな事しかできない。



やっぱり傷つきたくない私は、傷付く前に逃げ出す事しかできないんだ



「レツ…別れよう…………」







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