REAL HOPE Ⅰ




「唐揚げ食べる」



ツカサはまだ長い煙草を灰皿に押し付けると、唐揚げを二つ注文した。





この店で知り合ったツカサ


私はツカサの事を何も知らない。


でもそれでいいと思っている。だってあんまり関わってもしょうがないって思うから



その人が私から離れていったときどれほど傷つくかが分かっているから



それなら相手の事なんて知らない方がいい



深く関わって、いらないと言われるよりずっといい





この何でもない関係が心地いい




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