葵街学園記


「私には君の考えなどは関係が無い。それこそ足元の蟻以下だが、律に用があるなら別だ。早く話したまえ」
「よく分かったねと言うべきかな。確かに彼女に用が有ってね」

幽は律に笑いかけた。

「『限界者』としても異常に異常な彼女の話は彼から聞いたんだけど、それ以外にも聞いていてね。近々『限界』を越える為のイベントを開催するそうだよ」

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